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2008年3月 1日 (土)

濃密な時空を味わう(その2)

Tennryu0704_002_2 以下は2007年12月13日から14日の未明にかけて祭りに参加した際のレポートです(拙自HP内「上村霜月祭り」に掲載済みのもの)

天竜から春野を抜けて、水窪の街へ…学生時代ワンゲル部で山住神社から縦走して竜頭山へと向かったことがあり、その際の迷走ぶりとあわや遭難までに至った事件を思い出しました

こんな遠くの街まで今では同じ浜松市です

途中の長野との県境兵越峠には、有名な「峠の国盗り綱引き合戦」の場所もあり、紅葉の10月に行われた信州軍と遠州軍の戦いの名残の跡が残されていました

それは私にとってはじめての道

昔の人も通った道を辿りながら、私は期待に胸膨らませ南信濃の地に足を踏み入れました

細い細い急な山道を登っていくと急斜面に家々がへばりつくように建ち、畑も同様に急斜面に作られている

片側は深い谷、前面には南アルプスの見事な眺望…深い山に囲まれ点在する小さな家々は標高1000m以上のところにあり、まるでスイスの風景そのもので圧倒される

こんな厳しい自然の中で生活している人たちがいるという事実に改めて驚かされる

Tennryu0704_007_2 祭りが行われたのは、下栗拾伍社という小さな社…そこでは朝早くから村民によって神事が行われ、翌日の夜中3時くらいまで延々と様々な儀式や舞が行われる。途中かまどの周りにゴザがひかれ、氏子の人にお酒や料理が供される…神官や村人、老若男女、小さな子供たちが円座になってわきあいあいと過ごす様は微笑ましい

Tennryu0704_003_2 様々な面をつけての舞や迫力のある湯立て…こんな村も若い人が去り、長らく住んでいたひとも山を下りていき、限界部落の危機に瀕しているという


厳しい環境で力を合わせて生きてきたこの村…何故住み慣れた土地を離れていかねばならないのだろう?何故?何故?と問う私にもその理由はわかる…
この現実をどうしようもない。こんな素晴らしい景観、こんな素晴らしい祭り…なんとか残していきたいねと心から思う

あれから…もう3ケ月近くが経つのに、時折笛の音が頭の中で響くことがあります

神楽の意味もわからず、対面した「時空」の空気はとても温かいものでした…

Tennryu0704_008_4   祭りの他の画像はこちらのスライドショーをご覧くださいgood

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