マスタープラン

団体組織

  • NPO法人
    (特定非営利活動法人)
    雲を耕す会

    (事務局)
    〒433-8105
    静岡県浜松市北区
    三方原町447-23
    TEL/FAX 
    053ー436-5221

« 2008年4月 | メイン | 2008年6月 »

2008年5月

2008年5月29日 (木)

山菜の楽しみ

山菜が豊かに野山をにぎわす時期になってきた。以前は山の人々の特権のごとく、誰でもその時期になると採取したものだが、今は地元でも採る人もなく忘れられていると聞く、むしろ都市部から自家用車で訪れる人々の勝手なマナー違反に悩まされる声を耳にする。私達の祖先が、永年かけて“食べられる事やおいしい食べ方を伝承してきた山菜”を見直してみたい。
山菜の共通した特徴は、淡白であると同時にアクが適度にあって、独特の持ち味がある。高齢の方なら誰でもご存知と思うが、一寸思い出すだけでもあげてみるとPhoto

ワラビ、ゼンマイ、フキ、フキノトウ、ヨモギ、ミツバ、ノカンゾウ、ノビル、ミズナ、コシアブラ、クサソテツ、オオバギボウシ、ウコギ、イタドリ、サンショウ、シオデ、ジュンサイ、シュンラン、スベリヒユ、タラノキ、ツクシ、タンポポ、ハナイカダ、マタタビ、コゴミ、ヤマイモ、モミジガサ、ユリノネ、ヨメナ、カタクリ、ウド、アザミ、アサツキ、タケノコ
順不同であるが、このようなものを探す山歩きはたのしい。(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

2008年5月26日 (月)

天狗考その2・庶民と信仰

春野に入ると、天狗面が道のあちこちにいろいろな形で迎えてくれます。もちろん、それは秋葉信仰の象徴ですが、この天狗が何故人々の信仰の象徴になったのでしょうか?

天狗は日本人の霊魂観から発する霊的存在で、現実に存在するものではありません。その名称は、日本書紀に表された「雷音を発して飛んだ流星を中国の知識から「天狗(あまきつね)」と呼んだこと」に発するそうですので、名前の由来は日本の天狗とは違うもののようです。

この天狗が様々な形で形象化されて庶民信仰の対象になり、絵画や彫刻、芸能に表現され、口承伝承や民間文芸の主題となっていきました。信仰に結びつくに至ったのは、山岳宗教の修験道において「天狗」の概念を多く取り入れられたからです。

善悪両面を持つ天狗は空から飛来して山上に食物や水をもたらす山の守護霊でもあり、一方では、暴風雨を起こし、怪音を発し、人をさらうと畏れられた存在でもあったといいます。

Matsuri70 その存在を畏れながらも、民衆はこの「天狗さん」に親しみを感じ愛したのでしょう。近辺の三遠南信のお祭りにも、この天狗の別名である「天白(てんぱく)」の舞が多く見られますし、山の中だけでなく、天白さん信仰は細江方面でも細々と残っているようです。

天狗の持つ絶大な力を信じ、恐怖と共に信仰祈願する者が後を絶たなかった理由が、ぼんやりと見えてくるような気がしますね。

最近ではあまり聞かなくなりましたが、天狗に関する言葉が沢山残っています。天狗倒し、天狗笑い、天狗つぶて、天狗ゆすり、天狗隠しなどです。それらは言い伝えによる民話や笑話に良く出てくる言葉のようです。

庶民と天狗さんとの結びつきは、今後取材の各地の神事や祭事の中で、はっきりと見えてくるかと思いますので、その機会にまたお話することにしましょう。

2008年5月23日 (金)

野山の中で

Cimg0076
“土と水と太陽”は輸入出来ない。
そこにしかない、自然の恵みたっぷりの山のくらし。現代文明社会の中では、一寸不便さを感じる若者には敬遠されがちでも、そこに暮らす人々がなんと温和で、誰にでも親しみやすい人柄の多いことか。これは、きっと育つ、暮らしている環境がそうさせていると面えてならない。
今、忙しく生きる若者に云わせれば「そんな呑気なこと云ってられない」と、叱られそうだが、忙しい中でも時には「ほっ」とした時間がほしいと思う。だから今、山へ、山へ、緑と癒しを求めて自然や涼を求めて出掛ける人々が増えている。
で、そこで一寸気になるのは、町中から一日、二日訪れる人々に、気づいてほしいのは、普段そこに住んでいる人々の日常の守り、管理があって、楽しませていただける恩恵を感じなければならない。あたかも、この自然は当然、あたり前と思うのは、日頃、管理している地元の皆さんに申し訳ない気がする。
自然を守り、来た時よりも美しく、はどこでも共通するマナーとして守りたい。(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

2008年5月19日 (月)

音技箱(おとぎばこ)の芸能紹介

用事で北部市民センターに行き、待ち時間にある冊子に目が留まりました。何故目を惹かれたかというと、その特集が「浜松の伝統芸能」だったからです。

Otogibako_2 それは「音技箱(おとぎばこ)」という浜松市発行のマガジン。(「音」は浜松の文化の象徴の音楽、「技」は浜松の技術、「箱」は夢のあるおとぎ箱からとった名前だそうで、素敵な名前)「新しい浜松に出会う”発見”マガジン」がキャッチフレーズです。

はじめて目にする冊子なのに、どういう訳か今号で休刊になってしまうということを知りました。この冊子は、年2回発行で、今号で16号。最後の冊子が地元の芸能についてとは皮肉なものですね。

紹介されている芸能は、「横山のおくんない」「川名のひよんどり」「横尾歌舞伎」「浦川歌舞伎」「川合花の舞」「勝坂神楽」。まさしくこれから紹介していきたいと思っていた芸能ばかりでした。

浜松市内の市民センターや公民館に置かれているようですので、是非実際に手をとってご覧ください。写真も素晴らしく、自分の眼で観てみたい衝動に駆られることでしょう。

市のサイトの「浜松音技箱」でも記事の詳細がみられますので、こちらも是非覗いてみてください。

2008年5月16日 (金)

山里のおばさんは誰にでも親切

「私は嫁にきてから、家と畑の往復だけで、他にどっこにも行ったことはないわいね」という、80代のおばあちゃん。そう云いながら、グチひとつ云うこともなく「あんたどこから来ただね、今、ちょうど出来たで、これ食べるかね」と、おいしそうな、あんこのたっぷり入った“蒸しまんじゅう”を、にこにこしながら出してくれる。まるで待っていてくれたように、タイミングよく、誰がいつ行っても、こんな調子でとても感じよく話し相手になってくれるCimg0556

昔からの習慣でいつでも手軽に、煮物でも漬け物でも、乾物でも、おやつも、なんでも手まめにつくることが、日常作業となっている。頭が下がる思いがする。今ならまだ、こんなおばあちゃん達の技術が残っているので受け継いでおいてほしい。
昔は行事食から家事一斎の諸技術は、姑から嫁へ、地域の諸行事も含めてインターンのように受け継がれてきたのであるが、今は別居生活が多く、そのようなチャンスに恵まれない人が多いので地域らしさがうすらいで残念に思う。
しかし、中には同居しながらしっかりと、お姑さん相手にいろいろ教わって、楽しく仲良くその技術をマスターしている素敵なお嫁さん達もいることは、数少ないながらうれしいことである。
そして、おじいちゃん、おばあちゃん相手の孫達も、また自然の中でのびのびと生活の知恵をもらって大きくなっている。


2008年5月12日 (月)

まんがらい

まんがとは農具のことで田植えが終ると、農具を洗って手入れすることを「まんがらい」といって、お供えものをあげて農作業の労をねぎらいます。Cimg1027(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

この写真は爆弾あられをつくるもので記事とは関係ありません。子供時代が懐かしく載せました。


2008年5月 9日 (金)

早苗ぶり

田植えの終った農休日です。今でこそ田植は機械植えですが、昭和の時代までは手植えでした。田植の終った後は、肉御飯、寿司、白むすび、カツオの刺身、小麦まんじゅうとご馳走が楽しみでした。Cimg1034

その土地のお庚申様にも我が家の苗を供えて豊作を祈りました。
(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

2008年5月 6日 (火)

端午の節句

5月5日は、はじめての男の子の誕生を祝って、鯉のぼりや吹き流しを立てて、五月人形を飾って祝います。菖蒲やかしわ餅を供えて子どもの成長を祝います。Cimg0924

菖蒲とよもぎを軒先きに刺して厄除けをします。この菖蒲を風呂に入れて、菖蒲で身体をなでて無病を祈ります。かしわ餅、もろこしかしわ餅、げんるり寿司などつくって食べます。
(魅力ある山里の暮らし:今村純子)