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2008年6月

2008年6月24日 (火)

まちなか能楽観賞講座・ゆりの木舞台

不思議な縁があって、ある「能楽鑑賞講座」に参加してきました。

能や狂言というと、なにやら堅苦しい、しかも理解が難しいものだと思い、つい敬遠してしまいがちですね。

能や狂言は、日本の誇るべき舞台芸術として守られてきました。しかしながら、それは、庶民から離されて、高尚な域に追いやられてしまった感があります。能や狂言も、もともと他の民俗芸能と同様、庶民の中で生まれ、庶民に愛されたものだったのです。

今日舞台で行われている能は、いわゆる翁猿楽がもとであったと言われます。この翁猿楽の起こりは十分明らかになっていませんが、「長寿をことはぎ、国土安穏、息災延命を祈る」祝福芸がもとであり、これに早く携わったのが散楽(猿楽)衆であったと言われているそうです。この翁猿楽の余興の芸として工夫されたのが、今日の能なのです。

能は、最近になってまた人々の注目を集め、各地で薪能などが盛んに催されるようになってきました。

今回参加した「能楽観賞講座」は、「それらの能楽鑑賞を楽しく観るために、能楽についての知識を、講読、ビデオ鑑賞、実証などのよって体験的に習得する、等身大の講座」というのがコンセプトになっています。

場所は、なんと浜松の街中のビルの一室…一歩足を踏み入れると、そこには能舞台を摸した「ゆりの木舞台」が現れます。そこで、今回の講座「能楽の知識、舞台と楽器」が開催されていました。詳細は下記の通りです。

  講座名  「能楽の知識、舞台と楽器」全6回

   第1回:能舞台と能楽堂、第2回:能、狂言での舞台の使い方、第3回:能楽の楽器:笛

   第4回:能楽の楽器:小鼓、第5回:能楽の楽器:大鼓、第6回:能楽の楽器:太鼓

  講師   竹内明彦氏

      (磐田能プロデューサ及び講座コーディネータ、浜松市楽器博物館展示企画アドバイザ)

  主催   ゆりの木舞台 代表 鈴木安彦氏

  会場   浜松市中区田町 万年橋駐車場ビル4F 「ゆりの木舞台」

Photo_2 講座は既に4回目を迎え、後は6/30と7/7の2講座を残すのみです。能楽を理解することで、周辺の伝統芸能(田楽や神楽、祭り等)の表現様式もよりよくわかるようになるといいます。今回初めて出席した私ですが、能が身近に感じられるようになったことと、今後の世界の広がりへの期待が生まれたことは、大きな収穫となりました。

アンテナを高く掲げれば、様々な人が、文化の継承や、それに対する意識の高まりに向けて活動しています。今後は、歌舞伎音楽をはじめとする周辺の日本の伝統文化を楽しむ成人講座も企画予定とのことですので、大いに期待していきたい活動です。

今回は、三遠南信の民俗芸能をもっと深く理解でき、私たちの啓蒙活動にも大きな影響を与えてくれる予感のする…そんなまちなか能楽講座の紹介でした。

(画像はゆりの木舞台での催しの様子です)

2008年6月23日 (月)

天狗考その3・民俗伝承の天狗

天狗は架空の存在であるのに、庶民の中に深く溶け込んだ存在だったようです。

信仰の対象の天狗には畏怖の念を持ちながら、一方で親しみを感じる存在でもあったのです。

民俗伝承の中で、天狗にまつわる言葉が沢山残されています。その一部をご紹介すると…

  天狗倒し(山中で大木を切り倒す音がするが行ってみると何事もない)

 天狗笑い(山中で大勢の人の声や高笑いする声が聞こえる)

 天狗つぶて(大小の石がどこからともなくバラバラと飛んでくる)

 天狗ゆすり(夜、山小屋などがゆさゆさ揺れる)

 天狗火(突然現れる怪火現象)天狗の太鼓(突然起こる怪音現象)

Mo_011_2 これらの現象を天狗の仕業と信じた民衆は、それを山の神の意志と解釈し、山小屋の位置を変えたり、山の神を祀って仕事を休んだと言います。

また天狗は「天狗隠し」と言って、子供などを神隠しにあわせる怪異もなしたと伝えられています。この神隠しは、季節の変わり目の旧暦4月頃に多く、あとには履き物がきちんと揃えてあるので、それとわかるそうです。

天狗には、一定の通り道や領域があり、そこはこの世と異界の境であって、侵犯したものには怪異を持って知らせたとも言われています。この話は、宮崎駿氏のアニメ「千と千尋の神隠し」に登場するトンネルの場面を思い起こさせますね。不思議なトンネルを抜けた先に、あの異空間が出現し、そこで千尋の苦難と冒険の旅が始まったのでした。

民衆は異界の存在を信じ、天狗は自分たちと異界とをつなぐ存在だと認識していたのでしょう。一方で、天狗に関わる昔話には、子供達に騙されて宝物を奪われてしまうなどという笑話も残っており、天狗が庶民にとって愛された存在でもあったことがわかります。

 

2008年6月12日 (木)

めだかの学校大学院

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おもしろ人立「めだかの学校」では、平成4年9月開校以来、この6月をもって開校60回・15周年になるのを記念して6月6~7日の二日間だけの「めだかの学校大学院」を開催した。
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めだかの学校では、「建学の精神(こころ)」より「誰が生徒か先生か」の生徒の中から適宜先生を指名する全員参加型の「学校」を指向している。
また、もう一つの目的は「人と人の出会いと交流」で、西は福岡から北は秋田までネットワークが広がっている。今回は、三遠南信(静岡、愛知、長野)は勿論の事、福岡、東京、千葉、からも駆けつけてくれた。
特別講義として、哲学者の内山節先生の「結びあう思想~私たちは何を取り戻そうとしているのか!~」世界が転換期を迎えるなかで、個人としては自分を正当化しながら生きる動物としての人間の姿を浮彫りにして話してくれた。
交流会では、親交を暖めるのは勿論の事、踊り、マジックショーもでてプロ並みの演技を見せてくれた。Photo_4
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2008年6月 5日 (木)

龍山のブカ凧

6月1日、龍山のブカ凧を見に行った。20畳敷きの大凧を山の傾斜を利用して、うまく揚げるからたいしたものだ。戸数10件の小さな部落のお祭り。息が合わないとうまく揚げることは出来ないだろう。Photo
20畳敷きの大凧を揚げる瞬間。

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Photo_5大凧から下の方では、意気を合わせて綱を引く。
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今村純子さんの「魅力ある山里の暮らし」の中に、「そこにしかない、自然の恵みたっぷりの山のくらし。現代文明社会の中では、一寸不便さを感じる若者には敬遠されがちでも、そこに暮らす人々がなんと温和で、誰にでも親しみやすい人柄の多いことか。これは、きっと育つ、暮らしている環境がそうさせていると思えてならない。」とある。この部落の一軒が娘婿の実家である。この日は、我ら家族10人で押しかけて楽しませてもらった。

2008年6月 3日 (火)

山菜の食べ方

山菜の中にはその後、人々の手によって、意図的に栽培種になったものもあるので採取には注意してほしい。
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「ワラビ」
下処理は、根元の堅いところは切り落とし、容器に入れて、ワラビ1kgに対し、熱湯8カップ位に木灰半カップ又は重曹3g(小さじ1)を溶かして、ワラビの上からそそぎ入れ、皿などで押ブタをして、一晩位おく、もし苦味が残るようなら、真水でさらすか、一寸ゆでるとよい。
調理法は、アク抜きしたワラビは、きれいに洗って、普通に煮物、和え物、炊き込み御飯、お浸し、酢の物、汁の実なんでも幅広く使える
「フキ」
下処理は、ナベに入る長さに切って、煮立った湯の中で7~8分間ゆでる。ゆで上がったら冷水にとって、さましてから皮(すい)をはぐ、そして、しばらく水につけてから調理する。
調理法は、煮物、油炒め、酢煮、等々だしを効かせて煮るとおいしい。なお細いものは、下処理で皮もむかず、そのまま食べやすい長さに切り、さとう、しょうゆを煮立てた中にフキを入れ、沸騰したらそのまま一晩おいて翌日唐辛子とさとう又は水飴など入れて、トロ火で汁がなくなるまで気長に煮詰めてキャラブキにする。(魅力ある山里の暮らし:今村純子)