山と海を結んだ光の物語
★山と海を結んだ鏡岩
敷地のガケに一本の大木が生えている。何年か前、この木を分けてもらいにきた人がいたらしい。その人は御前崎の人であった!。海の人の信仰が深い山。そう、ここは海とのつながりがある山なのだ。
光明山から見える海。遠州灘、駿河湾はよい魚場だった。焼津などでは釣りにでなくても、魚がピチピチと陸に飛び出すこともあったらしい。
その一方で、潮の流れが速かった。危険な旅や漁をするには、自分の位置を常に確かめるために、海岸の大木を目印にしたり、遠くの山で判断したりした。
山には大木が生えていて、目印にしたという。また、その大木に松明をつけていたという。いつしか大木は信仰の対象になり、お寺になっていったのだろう。
光明山遺跡には奥の院がある。そこには屏風のごとく切り立った山を登らなければならない。焼けなかった奥の院は、今の光明寺に移築されたので、今は切り立った岩のわずかな空間となごりの石があるのみである。
その奥の院の上には、鏡岩があるという。僕は小さな石を想像していた。いやはや、それは巨大な岩であった。周りは木々に覆われているのにそこだけぽっかりと空間がある。岩と岩の間に空間がありそこから下を覗いてみると、真ん中がへこんでいるのであろうか。しかし、大きすぎていまいちよく見えない。話しによるとこの下でかがり火を焚いていたという。さらにこの岩をみがいていたという人が現存している事実!。

かがり火は岩を照らし、輝いたことだろう。この鏡岩が光ると魚がとれないという伝説がある。鏡岩は東方を向いている。御前崎につながりがあるのも分かる。
おそらく山のほうが天候の変化が分かり、風向きが分かり、それを光で知らせていたのだろう。時には灯台のように船が迷わぬように光で誘導したのか。(つづく)
(INAKAX広報団 鈴木猛史)








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