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2009年1月

2009年1月27日 (火)

あなたの足元に…

「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」

自分の足元をみて、もう一度見直してみようということgood

外の世界を見る前に、大事なものが身近なところにあるのではないかということgood

この言葉は、地元の民俗芸能や昔からの暮らしについて研究し、大学で教鞭をとっている、ある教授が、講義の中で引用したものです。

東京にある秋葉原…この地名は、その昔秋葉神宮が分祀されていたことに由来するものだそうです。

これは、私たちの住む地域にある春野の秋葉神宮のことです。秋葉信仰は、その昔全国で深く信仰されていたのですね。

信仰の道は、様々な文化を伝達し、街道の産業を盛んにしたことでしょうshine

秋葉を目指して歩く人々の道のあちこちには常夜灯の姿

今では、町の喧騒の中や、郊外の道の脇、山深い山道などに、ひっそりと立っています。昔の暮らしぶりを彷彿とさせる地名も、どんどん消えていきますweep

身近なところに、沢山の名残の跡…このままではいずれなくなってしまうかも知れません。

あなたの住む町にも、深い歴史を刻んだ場所がいっぱいあるのです。伝えていくべき伝統や祭りもあります。

あなたの住む町の自然も守っていかねばなりません。

「脚下照顧」ちょっと堅い言葉ですね。

でも…今一度見つめなおしませんか?あなたの近くの場所をsign03

2009年1月25日 (日)

お正月料理(2)

1月15日、小正月(もちい)は、神様に供えた餅やまゆ玉を小豆入り(栗餅のところもある)の粥にして、神仏に供えて食べる。箸でふうふう吹かないように食べると福がにげないといわれている。また吹いて食べると台風がくるともいわれる。神棚に供えた小豆粥は、果樹の豊作祈願に使い、柿の木を鉈でたたきながら「成るか成らぬか 成らなきゃたた切ってうちゃるぞ」「成り申す、成り申す」と唱えて小豆粥をその傷口に塗る。Photo

ニュウ木(おにぎ)も1月15日で、門先きや、家の神様や道具をまとめた所に樫の割木に12月(月の数)をうるう年は13月と書いて、ニュウ木を立てて邪気の入るのを防いだ。
同じく道具の年とりといって、鍬、鋸、鎌、鉈、臼、ふるい等、日常使う道具をゴザの上に並べてニュウ木を立てて感謝する。
またこの日は、山の神講でもあり、村全員集まって夜明けをまって、お茶飯、煮〆を供えて山の安全を祈願した日でもある。また馬頭観音祭をするところもあり、お洗米、野菜、お神酒を供えて交通安全を祈る。
15日は、氏神様に紙の花を供え、お赤飯、煮物を供え女性を仕事から解放する。女正月でもあるといわれている。
1月20日は、初えびす、掛魚を上げて、えびす様を祀り、お札をとり換える。大根菜の菜飯を炊き、木の芽田楽をつくり、この日で正月は終わる。
(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

2009年1月 4日 (日)

お正月料理(1)

1月9日は、金ぴら様で村の青年がお宮に集まっておこもりをし、番茶で炊いた御飯をたべる。
1月11日は、鏡開き、お供え餅を手や木槌で割って、お汁粉やお雑煮にする。またこの日は蔵開き日でもある、そして田打講(打ち初め)の日でもあるので、家の主人が、日の出前に田に行って、その家の男1人3本のすすきの穂(笹竹や男松)に御弊をつけて、堀り起した3株の山にさして、干し柿や餅、お洗米を供えて豊作を祈る。
1月12日、水神講、水の神におむすび、煮〆、酢の物、等供えて、お経をあげる。
1月14日、年神様、わら縄2本を両方にしばって、その上に板をのせて、お神酒、お洗米、里芋12個、大根2本、人参2本、鯛(鮒)を供えて家内安全を祈る。
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またこの日は、どんどん焼の日でもあり、長新竹に、わら束を巻きつけ、上の切り口には松の枝を立てて、さるぼぼや小だるまをつけ、真中の松の先にはおかめの面を両側につけて、わら束には書きぞめや絵等をつけて、お正月飾りやダルマ等積み上げて、和尚のお経と共に燃やす。昔養蚕の地域ではまゆ玉を用いたそうだが、一般には花飾を柳の枝につけ、床の間に飾って赤飯を炊いて男の子の元服を祝ったところもある。
どんどん焼きの火で花餅を焼いて食べると無病息災といわれている。
(魅力ある山里の暮らし:今村純子)

2009年1月 3日 (土)

おせち料理

お正月三ケ日はゆっくり仕事休みが出来るようにと用意したのがおせち料理、昨今ではこれほど丁寧にお重詰めする家ばかりではないが単品では用意している。
一の重には、「祝い肴」の数の子、田作り、黒豆、かまぼこ、だて巻、きんとん等々、
二の重には、「酢の物」で水引きなます、しめ魚、酢だこ、ゆず釜等、
三の重には、「焼き物」で鳥の照り焼き、松風焼、わかさぎのから揚げ等、
与の重には、「煮物」で人参、ごぼう、黒豆、しいたけ、れんこんのうま煮や昆布巻き等、健康でまめになるようにとか子宝に恵まれるようにとそれぞれ願いをこめて用意する。
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正月2日の晩には「悪病」がすべり出るようにと、「とろろ汁」を食べる風習があるが、そのだし汁が地域によって様々で、「しいたけのだしにきまってらー」というところと「サバだしでなければ」「そりゃカツオ節と昆布」だとこだわっていた。
1月4日の初山は、山に行って御弊を飾り、お饌米と餅を供えて山の神様を祀り、山仕事の無事を祈る。木の初伐りや下草刈り、もや採りなどの初仕事をした。
7日の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)をすりこぎやしゃもじでたたきながら「唐土のとりが日本の国へ渡らぬ先に‥‥‥」と3回唱えて、「七草粥」をつくって1年の健康と無事を祈った。
この日は三ケ日も済んで、主婦達がほんとうにゆっくり出来る正月だった。
(魅力ある山里の暮らし:今村純子)