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2008年2月28日 (木)

経済成長とともに失われたもの

      
Img_2867 「私共の家創りは、真壁構造を基準としている」と前回書いた。その上で、工事する際に特別注意する事として、外材ではなく国産材を、集成材や合板ではなく無垢(むく)材を、使用することを強調している。
 竣工時には、隠れてしまう畳や壁の下地、荒床・野地板にも、合板は使わない。現在の構造基準(建築基準法)からいうと、合板を多用した方が、有利にみえるが、構造体(柱や梁)の呼吸が妨げられ、日本の湿潤で気温の高い国土には、なじまない。
 樹は、伐採されてからきれいな空気を吸収することで、新しい生命を生き続けることができる。
 真壁工法が、日本の国土に合っているという事は、敗戦前の町屋や民家が100年を優に生き続けていること、奈良時代の寺院が、1000年を越えて、健在であることで証明される。戦後60年、経済の成長と共に日本の文化風習が失われつつある。無駄を嫌い人の心までもお金に換算して、価値を定めるようになってきたからではないだろうか。
 とくに、1960年代から、その勢いは、とどまるところを知らない。水俣病やHIVウィルスの問題、住まいではシックハウスやアスベスト問題に象徴される。無垢材を使った住まいに、シックハウスや小児喘息は殆どない。アトピーや小児喘息の患者は、新建材と呼ばれる石油化学製品や合板や接着剤から生み出される。
                                              
 

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