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2008年2月

2008年2月25日 (月)

「照樹務」という名を持ったひと

Jyoumon21 これはある人のペンネームだそうです…「照樹務」と書いて「テレコム」

その人の名は、あの有名な宮崎駿監督sign03

このペンネームは、80年代のテレビ「(新)ルパン三世」を演出したときに使用したものとか…

あの宮崎監督が「ルパン三世」の演出に関わっていたことも驚きですsign01

「明治神宮の照葉樹林の散策が大好き」と言ったこともあるそうで、このペンネームの話は、氏の照葉樹林への深い想いが感じられるエピソードですね

氏のこの想いは「照葉樹林文化」を学ぶ道へ誘い、様々な形で表現しようと試みていたようです

Shiratani13_2 「風の谷のナウシカ」の、森の自浄作用により「腐海」と言う名の砂漠からの再生を描く場面

「天空のラピュタ」の、文明が滅びた後にラピュタを覆いつくした大樹の姿

「となりのトトロ」の、トトロの宿る塚森の大樹は照葉樹林のクスノキであったこと

そして「もののけ姫」の、メインの舞台のシシ神の森はまさに照葉樹林の森で、屋久島の森をイメージして描いているということは有名ですね

「樹と人は仲良しだったんだよ」とは、となりのトトロに出てくる考古学者のお父さんの言葉です

人は、いつのまにか、友だちだった樹を忘れ、森を壊し、大切なものをなくしていこうとしているのを、気づかなくなっているようです

Jyoumon11_2 私も、屋久島に行ってからは、樹や森に一層親しみを覚えるようになりました

そして、不思議なことに、すぐ近くで出会う街路樹にさえ、話しかけるようになってしまったんです

「樹」と話をしている自分が不思議でなりませんが、森はそんな不思議な力に満ちている気がします

以上の話は、『「もののけ姫」を読み解く』(叶 精二氏による)という文を参考にしました(サイト:高畑勲・宮崎駿作品研究所より)

宮崎駿監督の愛した「照葉樹林文化」は一体どのようなものなんでしょう?

また映画の中でどのようにこの文化を表現してきたのでしょう?

いろいろな疑問が次々と湧いてきますが、これから少しずつ調べていきましょう

トトロみたいに、あっちこっちキョロキョロしながら…楽しくぼちぼちと歩いていきますfoot

2008年2月20日 (水)

太古の昔から生きてきた杉

Jyoumon9 屋久島での目的はもちろんあの「縄文杉」に会いにいくこと

遠い島まで行って、つらい思いをして何故「一本の木」を目指すの?って不思議がられました

そう言ってる人も是非一度会いに行ってきてください

人間の長い歴史を…自然の移り変わりを…奥深い森の中で、じっと黙ってみつめて生きてきた木です

Jyoumonrindou3 長い長いトロッコ道を何時間も歩き、途中には、かつては学校や役場や郵便局があったという山里跡があり、そんな林業で盛んだった頃のこの山で生きていた人々の生活を想像しながら、ひたすら一本の木を目指します

Jyoumon6 途中で出会う木も、「縄文杉ってこれよりすごい木なの?」って疑いたくなるほど、素晴らしい大木ばかりでした

雨の多い屋久島の山道は、霧雨が降り、一層幻想的な雰囲気を醸し出していました

お昼頃やっと到着したその場所に「縄文杉」の姿

心ない旅行客によって傷つけられたために、守られて周りから見ることしかできません

その木肌に触って古代の声を聞きたかったのに…でもとっても感動しました

思わず涙を流してしまった私です

物言わぬ杉の大木は、沢山のことを教えてくれた気がします

Jyoumon17

私たちの町の近く…春野の山…春杢山にも樹齢1350年と言われる神代杉があるそうです

日本の森はヨーロッパのように平地にはないから、気軽には会いに行けません

だから…ちょっと足を伸ばして、太古の声を聞きに出かけましょう

縄文杉への道のりは片道5時間…一日がかりの逢瀬です

山深い場所にあるから、皆で一生懸命守っているから、彼ら(屋久島杉)はこれからも生きていくのだと思います

(画像は2006.9月に屋久島に旅した時のものです

気が向きましたら、こちらも私の拙HPの「屋久島旅行記」でお楽しみください)

2008年2月18日 (月)

もののけの森へ

Jyoumon27 ある日 森の中…

私はひとりで暗い森の中を歩いていました

遠い南の島、屋久島の白谷雲水峡の原生林です

島に飛行機で着いてその足でここにやってきました

次の日は念願の縄文杉に会いにいく予定でした

屋久島は、ナチュラリストであるC・Wニコル氏の賞賛の言葉に惹かれ、長い間ずっと憧れていた地でした

Shiratani7_2  この白谷雲水峡には、宮崎駿氏のアニメ「もののけ姫」の舞台になったとも言われる「もののけの森」があります

(この旅の様子は私の拙HPの中の屋久島旅行記で観られます)

たったひとりでも全く怖さを感じることもなく、次々と目にする木の素晴らしさに圧倒され、感動しながら、その原生林を歩いていた私です

森の中にいると、不思議に優しい気持ちになっていきます

ほのぐらい苔むした木々の重なる暗い谷を見ても、癒されるばかりでした

ニコル氏はこう言っています

「森は太古の昔から人間を活かしてくれた。だから私たちは森に入ると心も体も癒されます。DNAにそれが組み込まれています。」

「森の持つ力を私たちは最大限に生かしていかなければならない」とも言っています

大切な森は、手入れや伐採をすることにより、土も草も日を浴びて、より一層素晴らしい森となり、人間にとって大事な環境も作ってくれます

Shiratani3 まさに自然のままの原生林を目にして、その感を強めた私です

都会の便利さに森を忘れがちな私たち…早く行動しないと飛んでもない状況になってしまいますね

遠い地でなくても、近くにも森が沢山あります

時間を作って森に会いに行きましょう…きっとあなたも何か感じるはずですよ

Shiratani1_2