山が壊れると失われていくもの
「サシバ」という夏鳥をご存知でしょうか?
本州から九州にかけての広い範囲に夏鳥として飛来し繁殖する鳥なのだそうです。町に住む私には初めて聞く名前の鳥でした。
先日、この里山のシンボル「サシバ」が現在絶滅の危機にあるという記事を読みました。この鳥が好んで巣をつくるのは山と水田が隣接した里山です。子育ての初期は、カエルやヘビを水田のあぜ道などで捕らえるそうです。
サンバの減少の原因は、10年ほど前は開発が主な原因だったのが、最近は水田の耕作放棄地の増加によるものが大きくなっているそうです。耕作放棄地は、乾燥し、草が生い茂り、サシバのエサ場として利用できなくなってきたのです。
最近叫ばれる限界部落の増加もこれと関係のないことだとは言えないでしょう。山里に人がいなくなる、そこで暮らす人々によって営まれていた畑や田んぼも荒れ放題になる。そうするとそこで暮らす生き物たちにも大きな影響を及ぼすのです。
山が荒れると、やがては町にも大きな影響が出てくるのです。はっきりと目には見えないのに、その暗雲は確実に私たちのもとにも近づいてきています。
山を守ること、里山を守ることが、今とても大事なときだと切実に感じられた記事でした。
(7/23付朝日新聞 環境エコロジー より)










最近のコメント