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森の物語

2008年5月30日 (金)

ハチドリのひとしずく…いま私にできること

小さな力が集まって、大きくなる…

そう言っても無理に決まっている、時間の無駄だよとかいう想いが頭をかすめるかも知れません。

でも、想い出して下さい、絵本の「スイミー」を。

あの小さなスイミーが沢山集まって大きな魚になって、一匹ではひとたまりもない宿敵から身を守るのです。あの力強い姿は何度見ても感激してしまいます。

このスイミーと同じように、勇気あるそしてけなげな小さな森の住人の、ある感動的な物語を耳にしました。それは「ハチドリのひとしずく」というお話。

これは、南米のアンデス地方ケチュア族に伝わる話を、明治学院大学国際学部教授で、環境=文化NGOナマケモノ倶楽部主宰の辻信一さんが訳した短い話です。今、この短い話に世代を超えた多くの人が感銘を受け、ジワジワと共感の輪が広がっているそうです。  

 Img305_3 「ハチドリのひとしずく」

 森が燃えていました

 森の生きものたちは
 われ先にと逃げていきました

 でもクリキンディという名の
 ハチドリだけは、いったりきたり

 くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
 火の上に落として行きます

 動物たちがそれを見て
 「そんなことをしていつたい何になるんだ」
 といって笑います

 クリキンディは
 こう答えました

 「私は、私にできることをしているだけ」

        (監修 辻信一  光文社刊)

ほんのひとしずく…でもそのひとしずくが集まれば、アンデスの森の火を消せる時がくるかも知れないのです。

自分のできることは何か?を考えてください。ほんの小さなことでもいいのです。先ずは始めることです。そして、その歩みの先には必ず光が射してくることを信じてください。

あなたのひとしずく…それはほんの一歩から始まります。

2008年2月25日 (月)

「照樹務」という名を持ったひと

Jyoumon21 これはある人のペンネームだそうです…「照樹務」と書いて「テレコム」

その人の名は、あの有名な宮崎駿監督sign03

このペンネームは、80年代のテレビ「(新)ルパン三世」を演出したときに使用したものとか…

あの宮崎監督が「ルパン三世」の演出に関わっていたことも驚きですsign01

「明治神宮の照葉樹林の散策が大好き」と言ったこともあるそうで、このペンネームの話は、氏の照葉樹林への深い想いが感じられるエピソードですね

氏のこの想いは「照葉樹林文化」を学ぶ道へ誘い、様々な形で表現しようと試みていたようです

Shiratani13_2 「風の谷のナウシカ」の、森の自浄作用により「腐海」と言う名の砂漠からの再生を描く場面

「天空のラピュタ」の、文明が滅びた後にラピュタを覆いつくした大樹の姿

「となりのトトロ」の、トトロの宿る塚森の大樹は照葉樹林のクスノキであったこと

そして「もののけ姫」の、メインの舞台のシシ神の森はまさに照葉樹林の森で、屋久島の森をイメージして描いているということは有名ですね

「樹と人は仲良しだったんだよ」とは、となりのトトロに出てくる考古学者のお父さんの言葉です

人は、いつのまにか、友だちだった樹を忘れ、森を壊し、大切なものをなくしていこうとしているのを、気づかなくなっているようです

Jyoumon11_2 私も、屋久島に行ってからは、樹や森に一層親しみを覚えるようになりました

そして、不思議なことに、すぐ近くで出会う街路樹にさえ、話しかけるようになってしまったんです

「樹」と話をしている自分が不思議でなりませんが、森はそんな不思議な力に満ちている気がします

以上の話は、『「もののけ姫」を読み解く』(叶 精二氏による)という文を参考にしました(サイト:高畑勲・宮崎駿作品研究所より)

宮崎駿監督の愛した「照葉樹林文化」は一体どのようなものなんでしょう?

また映画の中でどのようにこの文化を表現してきたのでしょう?

いろいろな疑問が次々と湧いてきますが、これから少しずつ調べていきましょう

トトロみたいに、あっちこっちキョロキョロしながら…楽しくぼちぼちと歩いていきますfoot