「まち・もりシンポ」に参加して
去る3月6日(土)天竜壬生ホールにて開催された「まち・もりシンポ」に参加してきました。
このシンポジウムは「都市(まち)X森林(もり)=∞(無限大)」というキャッチフレーズを掲げ、浜松市から新たな森林都市のカタチを発信しようというものです。
合併によって、市の68パーセントを森林で占めることとなったこの浜松市が「森林都市」を宣言し、都市と森林の循環を図ろうと企画されました。森林の大半は天竜区にあり、その多くが今後の方向を探って苦しんでいる状態です。
このシンポジウムには予想を大きく上回り、500人を超える参加があったそうです。多くの団体や個人、町に住む人、山に住む人それぞれの持つ大きな想いがこの会場に足を運ばせたのでしょう。個々の活動が自己満足に終わらず、大きな活動に集結し、今後の方向に光が見えてきたかの感を持つことが出来た気がします。
直木賞受賞作家の三浦しをんさんと、三重県で精力的な活動を繰り広げている林業家の速水亨さん、魅力的な進行を務めた司会の大和田順子さんの3人のトークセッションは、時に笑いを交えて、ついつい惹き込まれていくものでした。
特に速水さんの「自分たちにできることは先ず美しい森をつくることだ」のことばに強くうなずけました。森を間伐し、光を取り入れ、多くの植物を育て、動物たちを呼び戻す。そんな素敵な森には、子供たちはもちろん沢山の町の人もこぞってやってくるはずでしょう。
仲間の自治体の取り組み紹介ということでお話いただいたマナビの時間では、住民一丸となって素敵な森の幼稚園などを実現している鳥取県智頭町町長の寺谷誠一郎さん、愛知県豊田市の森作りに関っていらっしゃる東京大学講師の蔵谷光一郎さんのお話が大変興味深いものでした。
智頭町の「森の幼稚園」のお話は、憧れさえ抱く理想の「森のカタチ」を見せてくれました。子供たちが森に入っていったことで、それまで森をやっかいものと考えていた住民の意識を大きく変えていった事実は、私たちの森でももしかしたら将来同様のことが実現可能か?と期待を膨らませてくれた気がします。
「豊田市100年の森づくり構想」の経過をお話いただき、地道な活動がすこしづつでも、森を変えていくのだと知り、大きな力になった気がします。この豊田市の動きを報道が報じた言葉が印象的でした。「機関車の重い車輪がやっと少し動いた!」と。
浜松の取り組みは今どの段階なのでしょう?機関車が走るレールを敷く前の地固めの状態でしょうか?まだまだバラバラに活動している状態の市民が一致団結し、市と協力して、次は強固なレールを敷いていき、都市(まち)と森林(もり)が一本に繋がる日の早い実現を待ちたいと思います。
我がNPO「雲を耕す会」からも、当シンポジムに10名余の参加をいたしました。この後の活動に大きな力を与えてくれたいい機会になったことを感謝いたします。
(mamesan 記)







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